天変地異
昨日はヤマハの生徒で作っている懇親会の、ミニ発表会&食事会がありました。
私は「Top OF The World」をベースで弾き語るという、変則スタイルで参加。
結果はまあまあ、かな
例によってかなり緊張していたし、最初にマイクの位置が悪くて、歌っている途中で動かしてもらったのですが、それに気をとられてベースの方がおろそかに
しかぁ~し、以前の私とは一味違います。
とっさに音を追って、すぐに復帰
ま、誤魔化し上手になっただけどいうべきか・・・
ベースはそんな調子なのですが、歌は完璧。
いえいえ、けして上手い歌とかじゃないのです。
先天性の音痴ですから。
でも、ベースが変になろうが、どこを弾いているかわからなくなろうが、微動だにせずって感じです。
歌うこととベースを弾くことは、完全に分離独立しているみたい。
自分でも不思議。
だから、ベースでちょっと詰まっても、演奏後にがっかり感がきませんね。
「とりあえず、歌は普通に歌えたし」って、お気楽になれます。
発表会後の食事会で、そんな私の歌に対してこんなことを言ってくれる人がいました。
「とっても良かったよ!
『Top OF The World』は大好きな曲なんだけど、あなたの歌はすごく良かった。
マイクの拾いが悪くて残念だったな。
次回もう一度、今度はヘッドフォンのヴォーカルマイクで歌って欲しい」
ひぃぇ~~~
私が歌で褒められるなんて、ありえない
これは、北極の氷がとけたり、日本の沿岸で熱帯の魚が泳いだりするのと同じ現象だわ
まさに異常現象。
でも、一生に一度あるかないかの事だから、嬉しかったわ。
長生きは、してみるものね
浮かれ調子の私に、別の人からちょっとした突っ込みも。
「だけど、どうしてベースなんですか
弾き語りだったら、ギターやピアノの方が都合が良さそうだけど・・・。
やはり、バンドを組んだりする予定なんですか」
「いえ、あの・・・
歌いたいからベースじゃなくて・・・
あの、その、バンドがなかなか組めなくて・・・
それであの、MDに合せてベースを弾くだけじゃちょっと、あの、あれだから・・・
だから、その、歌なんかうたってみたりなんか・・・」
急な質問で、思わずしどろもどろの返事になってしまいました
家で練習している時、自分でも「ベースで歌うのは変だし、実際やりにくいよな。。。
ギターに転向したほうがマシかも。。。」と思っていたのです。
冷や汗をかいている私の隣に座っていた、ガウディ氏(建築家なので、今後こう呼ばせていただきます)が、ぽつりと
「じゃ、次回はセッションをやりますか」
実は、前々回の懇親会の時、先生が私をガウディ氏に売り込んでくれて、彼のエレクトーンの演奏の時にベースのパートを弾かせてもらったらどうかという話が出ていたのです。
でも、前回、私に用があって発表会もそこそこに急いで帰ってしまったので、話は立ち消えになってしまっていました。
「フルートがメインの曲なんですけどね、エレクトーンとベース、フルートで一緒にやりましょうか」
「ぜ、ぜっひ、お願いします
じゃないと、ベース一本で弾き語る変わり者なんていうイメージがついちゃいますから」
というわけで、見事ベースのお仕事ゲット
私がベースを頼まれるなんて、これも天変地異の一つかな。